エマヌエーレ3世 豊穣の女神 100リレ

豊穣の女神は、農業をする女神なのか・・・その真相に迫る。
「Aratrice(農具と女性)」

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コインデータ

イタリア 発行枚数 4,946 枚
1912R 標準グレード MS 62
額面 100 リレ 国内相場 120 万円
素材 投資性 starstarstarstar
大きさ 直径 35 mm
重さ 32.258 g
品位 0.9000

基本情報

italy_1912r_100lire_s1912年にイタリアで発行された100リレ金貨。通称「豊穣の女神」。
このタイプの100リレは、1910年、1912年、1926年、1927年の発行。1910年のものは、ほぼすべて溶解されていると言われている。1926年と1927年は、発行枚数がそれぞれ、40枚、30枚と極めて少ない。市場にあるのは、この1912年発行の100リレ。

おもて面は、軍服を着たヴィットーリオ・エマヌエーレ3世(VITTORIO EMANVELE Ⅲ)の肖像。

裏面が「豊穣の女神」。小麦の束を抱え、土を耕す農具プラウを持っている女性。銘文は、イタリア王国(REGNO D’ITALIA)、額面の100リレ、発行年の1912、その左にローマ造幣局を示すR。Rの上に小さく、デザイナーの名前 E.BONINSEGNA M.と、その右に、彫刻師の名前 L.GIORGI INC.が刻印されている。

デザイン

コイン研究家のエマヌエーレ3世は、センスが良い。特に、額面や年号の書体の美しさ。イタリアらしいシャレた書体。エマヌエーレ3世は、発行した様々なコインで、異なる書体を採用しているが、図案との相性や配置が抜群に良いものが多い。
italy_1912r_100lire_r
本題の「豊穣の女神」。海外の文献やカタログの多くでは、その記載はなく・・・農具と女性。日本では美化されて、女神認定を受けている。農業をする格好とは思えないノースリーブと、すその長さから、女神が正しいのかもしれない。女神だとすると、その格好で農業はせずに、祈ったり、見守っていてほしいところ。土を耕すのに、前を見ず、後ろを振り返っていて、農具を片手で扱う女神・・・人知を超越しているが、構図的には面白い。

この女性の特殊な王冠(城壁冠)から、イタリアを擬人化した女性像のイタリア・トゥッリタかもしれない。情報の多数決では、女神ではなく、女性像。

投資性

少ない発行枚数による希少性、大型、デザインも優れていて、投資に向く。まだ割安といえる。不安材料はプルーフ加工されていないこと。

オークション結果
・2017年1月14日(EST) MS65 296万円
・2016年8月31日(CEST) FDC 191万円

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