アンティークコイン投資 究極の資産防衛メソッド 実践編

よくまとまったアンティークコイン投資の本。
ただ、モダンコインをアンティークコイン投資に含めないでほしい。

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書籍データ

タイトル 99%勝てる! 99%の日本人が知らない
アンティークコイン投資 究極の資産防衛メソッド 実践編
著者 安井将弘
発売日 2016年 12月20日
出版社 セルバ出版
定価 1,700円(税別)
おすすめ度 starstarstarstar
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概要

日本経済は厳しい状況にあり、借金だらけの政府は頼りにならない。将来、預金封鎖やハイパーインフレ、金本位制度の復活もあるかもしれない。このため、自分の資産は、自分で守るしかないと訴え、有事に強い現物資産であるアンティークコインへの投資を薦めている。

アンティークコインとは何か、から始まり、鑑定会社、相場、投資のポイントや手順、リスク、Q&A、そして、株やFX、不動産などの投資とコイン投資との比較まで、幅広く解説されている。

巻末カラーに、イギリスのコインを掲載。アンティークコインは、1662年の1ポンド金貨、5ギニー金貨~1937年の5ポンド金貨の計30枚。モダンコインは、1980年の5ポンド金貨~2016年の10ポンド金貨の計47枚。発行年と、希少性・人気度・流通量の評価、参考価格と解説付き。
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感想

よくまとまっています。読みやすい。
『実践編』となっていますが、内容はアンティークコイン初心者向けです。
アンティークコイン投資の入門書。アンティークコインと投資のポイントが、きちんと順を追って解説されています。

本書では、古代コインへの投資は、『希少性が未知数』として、おすすめしていません。これは当サイトと同じ見解です。投資の原則:わからないものには投資しない。

タイトルはアンティークコイン投資ですが、この本ではモダンコインにも触れています。アンティークコインの価値が上がる要因については、『アンティーク品としてのプレミアが付く』『時間と共にゆるやかに価値が上がっていく』など、解説があります。しかし、モダンコインの価値が上がる要因を、著者は見出していません。納得のいく説明がありません。
モダンコインは、5年後に売却益の得られる投資になりません。本書でも『新品を集めたい』という心理が書かれているので、モダンは投資より収集の要素が強いと思います。
モダンコインとアンティークコインを車に例えると、新車とクラシックカーです。新車は投資になりません。

鑑定会社の章で、『アンティークコインほど初心者が安心して投資できる環境が整っているものはないと言えるのではないでしょうか』とあります。コイン投資には、株やFXのような手軽さがなく、不可解なグレード表示や偽物のリスクがあります。残念ながら、初心者が安心して投資できる環境とは言えないです。著者も『過去に偽物をつかまされた経験が幾度もあります』鑑定済みのスラブに入ったコインでも警戒が必要です。

ほかの投資との比較について。何事にも絶対はありません。コイン投資も絶対ではありません。投資はコイン投資だけというのはリスクになります。

わかりやすい良書なのですが、表紙・カバーのデザインが残念です。
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画像ではタイトルの文字は黄色ですが、実物は金色です。安っぽく、うさん臭い印象です。書店で手に取る人は少ない。アンティークコイン投資の教科書的な本なのに、惜しい。
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