アンティークコイン投資法 マイナス金利を生き残る

いろいろと残念な本。反面教師にするにはもってこいの本。

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書籍データ

タイトル アンティークコイン投資法 マイナス金利を生き残る
著者 大谷郷
発売日 2016年 6月21日
出版社 ブイツーソリューション
定価 1,200円(税別)
おすすめ度 star
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概要

巻末カラーに、コインカタログとして、有名なアンティークコインを14枚掲載。
マイナス金利の現況では、預金よりも積極的に投資をするべきと、アンティークコイン投資をすすめている。
コイン投資の入門書という位置付けで、コイン投資の全体像を浅く解説。
また、株やFX、不動産、ワイン、絵画など、ほかの投資の欠点を、多く取り上げている。
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感想

ひどい。これ以上読むのをやめようかと何度か思った。まず、コイン投資のリスク、偽物について。『(偽物は)初心者相手であれば売ることができる』、さらに『偽物とわかっていて売却することは心が痛みます』と書かれています。信じられません。これは犯罪行為です。冗談でも書いてはいけないことです。しかも著者は、コインショップの経営者。こんな経営者からコインは買えません。

次に、鑑定会社についての章で、偽物スラブの危険性に触れているのにもかかわらず、『アンティークコインほど初心者が安心して投資できる環境が整っているものはないでしょう』。国内大手のネットオークションに、偽物が出回っている環境が安心できるでしょうか。何と比べて安心できたのか、わかりません。残念ながら、コイン投資は、初心者に優しい環境とは言えません。

一般的に、資産運用では、複数の投資対象へ資金を分散する、分散投資が基本です。コイン投資を分散投資のひとつの選択肢とするべきなのですが、著者は、他の投資をつぶしにかかります。株はギャンブル、FXは博打、ワインは地震で割れる、・・これが延々続くので、コインに誘導されているなと、うんざりしてしまいます。著者にとって投資は、コイン投資だけなのです。

どんなコインを購入すべきかの章では、『個人的には中世の銀貨が気に入ってるのですが』と、著者自身の、数少ない意見が出てきます。しかし、続きは、『なかなか良さを伝えても気に入ってもらえなくて残念です』と、完全にあきらめています。どう良さを伝えているのか、なぜ気に入っているのか、中世の、例えばどの銀貨かなどの思い入れが、まったく語られていません。煮え切らないです。

巻末のコインカタログでは、ウナとライオンの発行枚数が500枚(正しくは400枚)になっています。厳しい感想かもしれませんが、『アンティークコイン投資法』の本で、希少性の誤植は致命的です。校正が甘いです。

ほかにもツッコミどころが満載なので、見つけてみてください・・・
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